アメリカのロックバンド「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」の歌姫にして、ポップアートの旗手アンディ・ウォーホルのミューズとして1960年代に一世を風靡したドイツ出身のニコの晩年を描いた音楽伝記ドラマ。1988年に49歳で他界する直前の2年間に焦点を当て、ステージ上の姿と私生活での葛藤を交錯させながら、華やかな伝説の裏側にある孤独と再生をリアルに映し出す。
1986年。イギリスで孤独に暮らす40代後半のニコは、過去の名声から距離を置き、新しいマネージャーのリチャードやバンドとともにヨーロッパツアーへ出発する。しかしその旅は、彼女自身の不安定な精神や薬物依存、周囲との軋轢といった問題と向き合う過酷なものとなる。母としての後悔と葛藤を抱くニコは、薬物依存と自殺未遂でフランスの更生施設に収容されている息子アリを引き取り、ツアーに同行させるが……。
「未来を生きる君たちへ」のトリーヌ・ディルホムがニコ役で主演を務め、自ら歌唱も務めた。「グレゴリーズ・ガール」のジョン・ゴードン・シンクレアがマネージャーのリチャード役、「4ヶ月、3週と2日」のアナマリア・マリンカがバイオリニストのシルヴィア役で共演。「ミス・マルクス」などで知られるイタリア人女性監督スザンナ・ニッキャレッリがメガホンをとった。2017年・第74回ベネチア国際映画祭のオリゾンティ部門にて最優秀作品賞を受賞。
2017年製作/93分/イタリア・ベルギー合作
原題または英題:Nico, 1988
配給:NEGA

「残響のメロディ 魂の放浪者ニコ、最後の旅路」の解説
ポップアートの旗手アンディ・ウォーホルがプロデュースしたアメリカのロックバンド『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド』の歌姫として知られるドイツ出身歌手ニコが、1988年に49歳で亡くなるまでの直前2年間に焦点をあてた音楽伝記ドラマ。アラン・ドロンとの間に生まれた息子アリとの関係や東欧でのアンダーグラウンド公演などを通し、“ニコ”という偶像から脱却し、ひとりの女性として生き直そうとする姿を描く。監督は「コズモナウタ – 宇宙飛行士」「ミス・マルクス」のスザンナ・ニッキャレッリ。アカデミー賞外国語映画賞受賞作「未来を生きる君たちへ」のトリーヌ・ディルホムが、怒りや弱さを抱えた等身大の人間としてのニコを演じ、自ら歌唱も担当。共演は、マネージャーのリチャード役を「グレゴリーズ・ガール」のジョン・ゴードン・シンクレア、ヴァイオリニストのシルヴィア役を「4ヶ月、3週と2日」のアナマリア・マリンカ。2017年第74回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門にて最優秀作品賞を受賞。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 2026年7月17日公開予定
監督:スザンナ・ニッキャレッリ
出演:トリーヌ・ディルホム ジョン・ゴードン・シンクレア アナマリア・マリンカ サンドル・フュンテク トマス・トラバッキ カリーナ・フェルナンデス カルヴィン・デンバ フランチェスコ・コレッラ
