愛する妻を亡くした男性と、掃除機に宿って彼のもとへ戻った妻が繰り広げる壮大な愛と抵抗の物語を描いた、タイ発の奇想天外なホラー映画。死後も現世にとどまり夫との愛を深めた女性メー・ナークにまつわるタイの怪談「メー・ナーク・プラカノーン」に着想を得て、記憶と忘却、個人と社会、愛と有用性といったテーマを盛り込みつつ、コメディ、ロマンス、ホラー、SFなどさまざまなジャンルを横断して描く。
粉じん公害が深刻化するバンコク。最愛の妻ナットを呼吸器疾患で亡くしたマーチは、悲嘆に暮れる日々を過ごしていた。そんな彼のもとにナットの魂が掃除機の姿を借りて舞い戻り、ふたりは再び愛を確かめ合う。その頃、マーチの家族が経営する工場では、死亡した従業員の霊が機械に取り憑き、操業停止を余儀なくされていた。霊に悩まされる家族や社会から拒絶されたナットは、工場の除霊に協力することで、自分が“役に立つ幽霊”であることを証明しようとする。
同じくメー・ナークの怪談を描いた「愛しのゴースト」でメー・ナーク役を務めたダビカ・ホーンが主演を務め、掃除機に宿る幽霊という難役を演じた。監督・脚本は、本作が長編デビューとなるタイの新鋭ラッチャプーム・ブンバンチャーチョーク。2025年・第78回カンヌ国際映画祭の批評家週間にてグランプリを受賞。
2025年製作/130分/R15+/タイ・フランス・シンガポール・ドイツ合作
原題または英題:A Useful Ghost
配給:SUNDAE

「ユースフル・ゴースト」の解説
亡き妻が掃除機に宿って夫の元へ戻ってくるという奇想天外な設定のタイ発ホラー。新鋭ラッチャプーム・ブンバンチャーチョーク監督の長編デビュー作で、第78回カンヌ国際映画祭批評家週間グランプリ受賞、第98回アカデミー賞国際長編映画賞タイ代表作品。死後も現世に留まり、夫と禁断の愛を深めた女性メー・ナークにまつわるタイの怪談『メー・ナーク・プラカノーン』に着想を得て、コメディ、ロマンス、ホラー、SFなど様々なジャンルを横断しながら、環境問題や労働、政治的抑圧など現代社会の歪みに切り込む。出演は「愛しのゴースト」でメー・ナーク役を演じたダビカ・ホーン、ドラマ『運命のふたり』のウィサルット・ヒンマラット。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 2026年7月10日公開予定
監督:ラッチャプーム・ブンバンチャーチョーク
出演:ダビカ・ホーン ウィサルット・ヒンマラット アパシリ・ニティポン ワンロップ・ルンカムチャット ウィサルット・ホームフアン
