ブラジル出版界において最も権威ある文学賞とされる「ジャブチ賞」を2012年に受賞したオスカール・ナカザトの小説「ニホンジン」を原作に、ブラジルに暮らす日系移民三世代の濃密な人間ドラマを描いたアニメーション映画。俯瞰的で寓話的な視点を緻密なタッチで表現する現代美術家・大岩オスカールのビジュアル世界に着想を得て、ブラジルのアニメーションスタジオ・PINGUIM CONTENTが映像化した。
ブラジル日系移民三世である10歳の少年ノボルは、小学校で自らの文化的アイデンティティについて調べる宿題を与えられ、祖父のヒデオのもとを訪れる。寡黙なヒデオは自分の過去に向き合うことを避けてきたが、ノボルを前に自分の半生を語りはじめる。1920年代、2カ月かけてブラジルに到着した20歳のヒデオは、馴れない異国のコーヒー園で悪戦苦闘する日々を過ごしていた。ノボルは一族の歴史を掘り下げていくうちに、一度も会ったことのない叔父ハルオの存在を知る。
自身も横浜出身の日系一世である画家のケン・カネコが祖父ヒデオ役、11歳にして数年の声優キャリアを持つピエトロ・タケダが孫ノボル役で声の出演。
2025年製作/84分/G/ブラジル
原題または英題:Eu e Meu Avô Nihonjin
配給:2ミーターテインメント

「ニホンジン」の解説
ブラジルの権威ある文学賞“ジャブチ賞”に輝いた日系三世オスカール・ナカザトの同名小説をアニメーション映画化。20世紀初頭、日本からブラジルに移住し、さまざまな困難を乗り越えて家庭を築いたナカザトの祖父母とその一族の体験に基づき、普遍的な人間のドラマを作り上げ、ブラジル国内ではロングランヒットとなった。声の出演は、「機関車トーマス」の吹替も務めたピエトロ・タケダ、横浜出身の日系一世ケン・カネコ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 2026年8月7日公開予定
監督:セリア・カトゥンダ
脚本:リタ・カトゥンダ
原作:オスカール・ナカザト
出演(声):ケン・カネコ ピエトロ・タケダ
