猟奇殺人事件を背景に、時に人を癒やし、時に人を壊す不思議な天の声「POCA PON(ポカポン)」と、温かさと不穏が同居するある家族の日常を描いた新感覚のドラマ。
13歳の健太と10歳の弟・祐二、母親の朝子の3人は、ある地方都市の団地で暮らしている。健太は、将来少しでも母と弟にましな生活を送らせたいと必死で勉強している。そんな彼の耳に、時折どこからともなく「ポカポン」という音とも声ともつかない、不思議でどこか懐かしいメロディが響く。しかしそれが何だったのか、思い出すことはできない。一方、母の朝子は勉強に励む健太に「そんなことは無駄だ。今を楽しんで遊べ」と言う。互いを思いやりながらも、どこかですれ違う親子。そんな家族を、団地の管理人・駿一は何かと気にかけていた。駿一には「不思議な力」があり、健太は彼に強い興味を抱く。そんなある日、かつて社会を震撼させた猟奇殺人犯がこの団地に住んでいるという噂が流れ……。
監督・脚本は「横須賀綺譚」の大塚信一。出演は「サバカン SABAKAN」「海辺へ行く道」と話題作への出演が続く原田琥之佑のほか、尾関伸次、菜葉菜、川瀬陽太、山崎ハコら実力派俳優が多数顔をそろえる。
2025年製作/94分/G/日本
配給:インターフィルム、Cinemago

「POCA PON ポカポン」の解説
かつての連続児童殺傷事件の影が落ちる団地を舞台に、貧しい母子家庭の少年が平穏と不穏が渦巻く暮らしの中で、謎の声“ポカポン”に次第に導かれていくドラマ。監督は長谷川和彦に師事したのち、「横須賀綺譚」で監督デビューした大塚信一。1931年の映画「フランケンシュタイン」で、フランケンシュタインが一人の少女に一輪の花を渡されて救われた美しいシーンを念頭にこの企画を立ち上げたという。家族に対して強い責任感を持つ少年・健太を「海辺へ行く道」に主演した原田琥之佑が、健太を見守る団地の管理人・駿一を「THE OSHIMA GANG」などに出演、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』では岐阜ことばの指導を手がけた尾関伸嗣が演じる。2025年第38回東京国際映画祭 Nippon Cinema Now部門 上映作品。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 2026年5月9日公開予定
監督:大塚信一
出演:原田琥之佑 尾関伸次 菜葉菜 大角英夫 川瀬陽太 山崎ハコ 足立智充 久田松真耶 木村智貴 牛丸亮 松本太陽
