映画「オー・パン・クペ」作品情報

“忘れ去られたヌーベルバーグの名匠”として2000年代以降に再評価が進められてきたギイ・ジル監督が、死を選んだ恋人との記憶とともに生きる女性を描いた長編第2作。現在をモノクロ映像、追想の断片をカラー映像で描き、愛の記憶と不在の痛みを繊細かつメランコリックに映し出す。

ジャンヌは亡き恋人ジャンを思い返しながら、いまも彼の記憶とともに生きている。ジャンは社会の秩序やブルジョワ的世界を拒み、ビート族の世界にも居場所を見いだせず、自ら死を選んだ。彼の死を知らないジャンヌには、いつまでも彼が寄り添い、亡霊のように存在し続ける。

「恋人のいる時間」「昼顔」のマーシャ・メリルが主人公ジャンヌを演じ、「海辺の恋」撮影中にギイ・ジル監督と出会い彼の人生と創作においてかけがえのない存在となった俳優パトリック・ジョアネが亡き恋人ジャン役を務めた。日本では2026年4月に劇場公開。

1967年製作/68分/フランス
原題または英題:Au pan coupé
配給:クレプスキュールフィルム

オー・パン・クペ

「オー・パン・クペ」の解説
1996年2月3日に57歳で逝去したギィ・ジル監督の長編2作目のラブ・ストーリー。ジル監督は生前は日本であまり知られることがなかったが、2000年代以降、ラ・ロシェル映画祭やルサス映画祭、シネマテーク・フランセーズなどで回顧上映が相次ぎ、再評価の機運が高まった。「オー・パン・クペ」とは「切られたパンに」という意味で、死を選んだ恋人の記憶と共に生きる女性の姿を通して、愛の深さと不在の痛みを綴る。現在がモノクロ、追想の断片がカラーで紡がれる。出演は「地上の輝き」のパトリック・ジョアネ、「愛と哀しみのボレロ」のマーシャ・メリル。2026年4月18日(土)よりシアター・イメージフォーラムほかで開催の“忘れ去られたヌーヴェル・ヴァーグの名匠”にて、デビュー作「海辺の恋」とともに日本初公開。

公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 2026年4月18日公開予定
監督:ギイ・ジル
出演:マーシャ・メリル パトリック・ジョアネ ジャン・ドワ・ベルナール ピエール・フレデリック・ディティス リリ・ボンタン


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