映画「終点のあの子」作品情報

小説家・柚木麻子の連作短編集「終点のあの子」を、「Sexual Drive」「愛の病」の吉田浩太監督が映画化した青春映画。全4編からなる原作小説の第1話にあたる柚木のデビュー短編「フォーゲットミー、ノットブルー」を中心に映画化し、狭い世界に固執する私立女子高校を舞台に、揺らぎやすい少女たちの友情と複雑な心情を、リアルかつ切なく残酷に描き出す。

私立女子高校の入学式の日。中等部から進学した希代子と奈津子は、通学途中に青い服を着た見知らぬ少女から声をかけられる。彼女は高校から外部生として入学してきた同級生の朱里で、海外暮らしが長く、父親は有名カメラマンだった。自由奔放で大人びた朱里は、学校では浮いた存在でありながらも羨望のまなざしを向けられ、希代子もそんな彼女にひかれていく。徐々に朱里と行動をともにするようになった希代子の世界は明るく輝き出すが、そんな矢先、希代子は朱里の日記帳を見つける。

リンク 終点のあの子 (文春文庫)

希代子役で當真あみ、朱里役で中島セナが主演を務め、同級生の奈津子を平澤宏々路、クラスのリーダー的存在・恭子を南琴奈、希代子の先輩で美大生の瑠璃子を深川麻衣、希代子の母・美恵子を石田ひかりが演じた。

終点のあの子

「終点のあの子」の解説
柚木麻子の同名のデビュー小説を「スノードロップ」「愛の病」の吉田浩太監督が映画化。私立の女子高に中等部から内部進学した希代子は、高校から入学した風変わりな朱里のことが気になり、やがて一緒にお昼を食べる仲になる。原作小説は第88回オール讀物新人賞を受賞した短編『フォーゲットミー、ノットブルー』を第一話においた全四編からなる連作集。本作はその第一話を軸に、狭い世界に固執する少女たちの痛くて切ない青春を描く。希代子を「おいしくて泣くとき」の當真あみが、朱里を「あこがれの色彩」の中島セナが演じる。

公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 2026年1月23日公開予定
監督:吉田浩太
原作:柚木麻子
出演:當真あみ 中島セナ 平澤宏々路 南琴奈 新原泰佑 小西桜子 野村麻純 今森茉耶 陣野小和 深川麻衣 石田ひかり


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