シリア内戦下で起きた実話をもとに、音楽が禁止された国で壊されたピアノに魂を吹き込み続ける青年の命がけの抵抗を描いた短編ドラマ。
戦争により荒廃した中東の街。過激派組織の支配下にあるこの街では、音楽を奏でることは死罪に値する重罪として固く禁じられていた。若きピアニストのカリムは、理不尽な抑圧におびえつつ音楽への情熱を燃やし続けていたが、大切なピアノを過激派に破壊されてしまう。カリムは密告者の目や激しい銃撃にさらされながらもピアノを修復し、もう一度だけ音を鳴らすべく命がけの行動に出る。
レバノン出身のジミー・ケイルーズ監督が、アメリカ・コロンビア大学芸術大学院の卒業制作作品として手がけた。全編レバノンで撮影を行い、戦場のリアルな空気感を徹底して再現しながら、自由を奪われた環境で人間が自らのアイデンティティを守り抜こうとする姿をサスペンスフルに描き出す。後にケイルーズ監督自身の手で「Broken Keys」のタイトルで長編映画化され、2020年・第73回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションに選出された。世界各地で製作された15~25分のショート映画を上映する企画「20分シネマ」の1作として劇場上映(2026年9月18日~9月24日、ヒューマントラストシネマ渋谷)。
20216年製作/22分/G/レバノン
原題または英題:Nocturne in Black
配給:SAMANSA

「ノクターン・イン・ブラック」の解説
シリア内戦下で過激派組織の迫害に怯えながらも、瓦礫の中でピアノを弾き続けた実在の青年をモデルとした短編作品。全編が監督の故郷であるレバノンで撮影され、戦場のリアルな空気感が徹底して再現されている。ショート映画配信サービス「SAMANSA」による15~25分の傑作ショート映画を劇場で上映する新企画「20分シネマ」にて上映。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 2026年9月18日公開予定
監督:ジミー・ケイルーズ
脚本:ジミー・ケイルーズ
出演:カリーム・ゼイン ジュリアン・ファルハト タレク・ヤアクーブ
