すれ違う夫婦の現在と、かつての記憶を揺さぶる友人との再会を、過去と現在を交錯させながら描いたラブストーリー。「春みたいだ」「窓たち」などの短編作品で注目を集めた志萱大輔が長編初監督を務め、7年の制作期間を経て完成させた。
音楽家のモリは、写真家である妻マイコとの距離を埋められず悩んでいた。そんなある日、モリはかつての友人アサコと思いがけない再会を果たし、彼女への古い愛情を呼び起こされる。アサコもまた、かつて自分がモリにひかれていたことを思い出す。しかし、ふたりの記憶は期待や欲望を含みながら、ぼやけ、歪み、それぞれの中で都合よく書き換えられて現れる。そして長い散歩のあとで、モリとアサコは既に軌道を外れてしまったふたつの人生と、それぞれが立つ現在を改めて見つめ直していく。
シンガーソングライター「soma」としても活動する俳優の藤井草馬がモリ役で主演を務め、音楽も担当。「息を殺して」の谷口蘭がモリの妻マイコ、「オーガスト・マイ・ヘヴン」の村上由規乃がモリのかつての友人アサコを演じた。2025年・第30回釜山国際映画祭コンペティション部門出品作品。
2025年製作/102分/G/日本
配給:イハフィルムズ

「猫を放つ」の解説
新鋭・志萱大輔が7年を費やして完成させた長篇デビュー作。妻とすれ違う音楽家が、旧友と再会し、過去に引き寄せられながらも、今の“幸せ”の輪郭を探す姿を描く。第30回釜山国際映画祭コンペティション部門でワールドプレミア上映された。出演は、“soma”名義でアーティストとしても活動し、本作の音楽も手掛ける藤井草馬、「息を殺して」の谷口蘭。2025年・第26回東京フィルメックス「メイド・イン・ジャパン」にて上映。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 2026年5月2日公開予定
監督:志萱大輔
出演:藤井草馬 村上由規乃 谷口蘭 望月めいり 宮原尚之 カトウシンスケ 菅原大吉 古矢航之介 佐藤ケイ
