“忘れ去られたヌーベルバーグの名匠”として再評価が進むギイ・ジル監督が1963年に発表した長編デビュー作で、若者たちのはかない愛をつづった自伝的作品。
夏の海辺で愛を確かめ合うジュヌヴィエーヴと水兵ダニエル。しかしバカンスが終わると、彼は港町ブレストへ、彼女はパリへと戻っていく。ふたりは再会を願い、手紙をつづり続ける。そこに、アルジェリア戦争から帰還したもう1人の水兵ギイが加わり、3人の思いは静かに交錯していく。
主演のダニエル・ムースマン、ジュヌビエーブ・テニエに加え、水兵ギイ役でギイ・ジル監督が自ら出演。ジャン=ピエール・レオ、ジャン=クロード・ブリアリ、アラン・ドロン、ジュリエット・グレコら名優たちが脇を固めた。ギイ・ジル監督が1959年に手がけた短編「Au biseau des baisers」を気に入った名匠ジャン=ピエール・メルビルが製作資金の一部を援助した。ロカルノ国際映画祭で批評家賞を受賞。日本では2026年4月に劇場公開。
1964年製作/73分/フランス
原題または英題:L’amour à la mer
配給:クレプスキュールフィルム

「海辺の恋」の解説
名匠ジャン=ピエール・メルヴィルが資金の一部を援助し、3年の歳月を経て完成させたヌーヴェル・ヴァーグの監督ギィ・ジルの初長編映画。1996年2月3日に57歳で逝去したギィ・ジルは生前は日本であまり知られることがなかったが、2000年代以降、ラ・ロシェル映画祭やルサス映画祭、シネマテーク・フランセーズなどで回顧上映が相次ぎ、再評価の機運が高まった。「海辺の恋」は1960年代のフランスを舞台に若者たちの愛の儚さを描いた自伝的作品。出演は「狼の賭け」のジュヌヴィエーヴ・テニエ、ダニエル・ムースマン、「大人は判ってくれない」のジャン=ピエール・レオ。2026年4月18日(土)よりシアター・イメージフォーラムほかで開催の“忘れ去られたヌーヴェル・ヴァーグの名匠”にて、2作目「オー・パン・クぺ」とともに日本初公開。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 2026年4月18日公開予定
監督:ギィ・ジル
出演:ダニエル・ムースマン ジュヌヴィエーヴ・テニエ ギィ・ジル ジュリエット・グレコ アラン・ドロン ジャン=クロード・ブリアリ ジャン=ピエール・レオ
