瀬尾智美 墨東綺譚 永井荷風の没後一周年を記念して、豊田四郎監督が同名小説を映画化した文芸作。東京の郊外、隅田川の東にある遊廓で中学教師・順平は、お雪という娼婦と出会い恋に落ちる。だが、そんなふたりの関係が、順平の妻・光子の知るところとなり…。
なお東京大空襲で焼失した東京の描写にマットペインティングが用いられているあたりは、老いてますます盛んな巨匠の表現への意欲を感じさせる。

墨東(ぼくとう)、玉ノ井に咲いた可憐な娼婦お雪との狂おしいまでのロマンスを中心に、文化勲章受賞作家であり、一代の遊蕩児であった永井荷風の半生を描く。脚本・監督は「さくら隊散る」の新藤兼人。撮影は同作の三宅義行がそれぞれ担当。
1992年製作/116分/R15+/日本
配給:ATG=東宝共同(提供 ATG)
劇場公開日:1992年6月6日
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