チベットの若手女性監督カンドゥルンが、自身の子ども時代の夏の記憶をモチーフに撮りあげたドラマ。
映画監督を目指す若い女性サムキは、いまは離れてしまった少女時代の友人ラモとの記憶を映画にすることになる。中学進学をきっかけに離れた故郷チベットに戻ってきた彼女は、久々に父と再会する。映画の撮影が進むなか、大人になったラモがサムキの前に姿を現すが、サムキは彼女の記憶が自分と違うことに気づく。
「映画のなかで映画を撮影している」というメタ・シネマ構造を使った大胆な構成とシンプルな語り口を通して、虚実のあわいから見えてくる真実を浮かび上がらせていくとともに、カンドゥルン監督自身の故郷でもあるチベットの都市ラサの若者たちの姿をリアルに描き出す。タイトルに含まれる「リンカ」は、チベット語で夏のピクニックや庭園を意味する言葉。アジアの若手監督の登竜門と言われる香港国際映画祭ヤング・シネマ・コンペティションにて最優秀作品賞と国際批評家連盟賞をダブル受賞。2025年・第38回東京国際映画祭「アジアの未来」部門では「一つの夜と三つの夏」のタイトルで上映された。
2025年製作/100分/G/中国語
原題または英題:一個夜晚与三個夏天 Linka Linka
配給:ムヴィオラ

「リンカ リンカ~あの夏の先」の解説
チベット映画界注目の女性監督カンドゥルンによる長編デビュー作。幼なじみとの苦い思い出についての映画を撮るため故郷に戻ってきた映画監督が、その幼なじみとの再会によって心の波紋を広げてゆくヒューマンドラマ。主人公を演じたツェリン・ヤンキは、当初は本作のクルーだったが、台本の読み合わせをしているときに配役されたという。なお「リンカ」とは、夏のピクニックや庭園を指すチベット語。2025年・第38回東京国際映画祭アジアの未来部門にて「一つの夜と三つの夏」のタイトルで上映。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 2026年9月11日公開予定
監督:カンドゥン
脚本:カンドゥン
出演:ツェリン・ヤンキ ツェキィ・メトック デチェン・バンゾム タンサン・ラモ
