「すばらしき世界」「永い言い訳」の西川美和が原案・脚本・監督を務め、戦後の日本で家族を失い社会からこぼれ落ちた子どもたちを題材に描いたドラマ。
戦争で家族と日常を奪われた12歳の少女・琴子は、生き延びるため自らの性別を隠し、少年として生きることを選ぶ。進駐軍相手の慰安施設や路上売春が広がるなか、少女であること自体が危険となる現実から逃れるための決断だった。音楽家の父のもとで穏やかに暮らしていた琴子の人生は戦争と敗戦によって一変し、「自分自身を手放す」という過酷な選択を迫られる。一方、かつて琴子が疎開していた学校の教師・曽根は、戦時中は軍国主義教育に加担した側だったが、敗戦により信念も立場も失い、過去の責任と向き合いながら生きることを余儀なくされる。
12歳の琴子役には、オーディションで約500人の中から選ばれた小八重葵美を抜擢。二階堂ふみが女性教師・曽根役を務め、竹野内豊、櫻井海音、花瀬琴音が脇を固める。「国宝」で数々の賞を受賞した作曲家・原摩利彦が音楽を手がけ、劇中にも音楽家役でカメオ出演。「ゴジラ-1.0」で第96回アカデミー賞視覚効果賞に輝いた映像制作プロダクション「白組」がVFXを担い、1945年の街並みをリアルに再現した。
2026年製作/日本
配給:K2 Pictures

「わたしの知らない子どもたち」の解説
「すばらしき世界」の西川美和監督が原案・脚本・監督を務め、戦後日本を生き抜く孤児の姿を描いたヒューマンドラマ。音楽家の父のもとで穏やかに暮らしていた12歳の少女・琴子は、敗戦で人生を一変させる。性的搾取から逃れるため、彼女は性別を隠して少年として生きることを選ぶ。広島県・広島市出身の西川監督が、前作「すばらしき世界」の主人公が戦争孤児を過去を持つ裏社会の男だったことで、戦後と向き合う覚悟を決めたという。スタッフは音楽を「国宝」の原摩利彦、VFXを「ゴジラ-1.0」でアカデミー賞視覚効果賞を受賞した白組チームが担当。加えて、撮影は「すばらしき世界」の笠松則通、美術は「ルノワール」の三ツ松けいこ、衣裳デザインは「キル・ビル」の小川久美子、ヘアメイクデザインは「万引き家族」の酒井夢月、録音は「国宝」の白取貢など、日本映画界の第一線で活躍するクリエイターたちが集結。出演は、オーディションで選ばれた新星・小八重葵美、「遠い山なみの光」の二階堂ふみ、「雪風 YUKIKAZE」の竹野内豊、「ブルーロック」の櫻井海音、「8番出口」の花瀬琴音。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 2026年10月16日公開予定
監督:西川美和
脚本:西川美和
出演:小八重葵美 二階堂ふみ 羽山由一郎 小林丞之介 岩田龍門 渋谷そらじ 武内ひなた 櫻井海音 花瀬琴音 竹野内豊 北村有起哉 吉田 羊 岡田准一 田中裕子 役所広司
