映画「カンダハール」作品情報

イランの巨匠モフセン・マフマルバフが2001年に手がけた作品で、20年にわたる戦乱で荒廃したアフガニスタンを舞台に、妹を救うため故郷カンダハールを目指す女性ジャーナリストの旅を、詩的で豊かなイマジネーションに満ちた映像で描いたドラマ。

戦乱で荒廃した祖国アフガニスタンを離れ、カナダで暮らす女性ジャーナリストのナファスのもとに、祖国に残る妹から、自殺をほのめかす絶望的な手紙が届く。妹を救い出すため、ナファスは危険を承知で祖国へ帰還し、故郷カンダハールへと向かう。旅の途中で出会うのは、飢餓と貧困にあえぐ人々、抑圧される女性たち、そして地雷で傷ついた人々。過酷な現実と、その中でたくましく生きる人々の姿が、ナファスの行く手に次々と立ち現れる。

主人公ナファスを演じるのは、実際にアフガニスタンからカナダへ亡命した女性ジャーナリスト、ニルファー・パズィラ。カブールにいる友人から絶望的な手紙を受け取ったパズィラが、マフマルバフ監督に「アフガニスタンに向かう自分の旅を撮影してほしい」という依頼をしたことをきっかけに生まれた作品で、マフマルバフ監督は、出演者の安全に配慮し、俳優ではなく現実の人々を起用したドキュメンタリー的手法を取り入れたフィクションとして描いた。2001年のカンヌ国際映画祭でエキュメニック賞(国際キリスト教審査員賞)を受賞。日本では2002年に劇場公開され、四半世紀を経た2026年にリバイバル公開。

2001年製作/85分/イラン・フランス合作
原題または英題:Kandahar
配給:ノンデライコ
劇場公開日:2026年11月7日

カンダハール

「カンダハール」の解説
アフガニスタンで貧窮の中に生きる人々の実相を詩的な映像で描き出した作品。監督・脚本・編集は「サイレンス」のモフセン・マフマルバフ。出演はジャーナリストのニルファー・パズィラほか。2001年カンヌ国際映画祭エキュメニック賞(国際キリスト教会審査員賞)、同年ユネスコ〈フェデリコ・フェリーニ〉メダル、同年テサロニキ映画祭国際批評家賞受賞。2026年11月7日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にてリバイバル公開(配給:ノンデライコ)。

公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 2002年1月12日
監督:モフセン・マフマルバフ
脚本:モフセン・マフマルバフ
出演:ニルファー・パズィラ ハッサン・タンタイ サドュー・ティモリー ハヤトラ・ハキミ

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