デミ・ムーア主演による世界的ヒット作「サブスタンス」で注目を集めたフランス出身のコラリー・ファルジャ監督が、同作の前身として2014年に手がけた短編SFロマンス。1日12時間だけ理想の自分になれるチップを埋めた男が見せかけの恋に翻弄される姿を通し、作られた美に依存し本物の自分を見失っていく現代社会の危うさを鋭く描き出す。
近未来のパリ。自分の容姿に強いコンプレックスを抱える青年ヴァンサンは、最新の脳内インプラント「リアリティ・プラス」を頭部に埋め込む。このチップを起動すると、デジタル技術により理想通りの完璧な容姿に変化し、周囲のユーザーからもその姿で見られるようになる。理想の身体を手に入れ自信に満ちあふれたヴァンサンは、同じくインプラントを使用している美しい女性ステラと出会い、瞬く間に恋に落ちる。しかしこの魔法のようなテクノロジーには、1日12時間しか作動しないという制限があった。
世界各地で製作された15~25分のショート映画を上映する企画「20分シネマ」の1作として劇場上映(2026年10月23日~10月29日、ヒューマントラストシネマ渋谷)。
2014年製作/22分/G/フランス
原題または英題:Reality+
配給:SAMANSA

「リアリティ・プラス」の解説
デミ・ムーア主演で第77回カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞し、世界的な大ヒットを記録したホラー映画「サブスタンス」の前身作。監督は、初の長編映画「リベンジ」(2017年)で血みどろのバイオレンス・サバイバルを描き、トロント国際映画祭などで注目を浴びたコラリー・ファルジャ。監督がメディアで目にした過激な身体改造を繰り返す人々のニュースをきっかけに本作を企画し、完璧な変身後のキャラクターには、あえて不気味なほど整っているが、どこか人間味のない俳優を起用。SNSのフィルターや写真加工によって作られた美に依存し、本物の自分を見失っていく現代社会の危うさを鋭く描いている。ショート映画配信サービス「SAMANSA」による15~25分の傑作ショート映画を劇場で上映する新企画「20分シネマ」にて上映。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 2026年10月23日公開予定
監督:コラリー・ファルジャ
脚本:コラリー・ファルジャ
出演:ヴァネッサ・ヘスラー ヴァンサン・コロンブ オレリアン・ミュレール
