谷崎潤一郎による耽美文学の出発点とされる傑作短編小説「刺青」を、「れいこいるか」のいまおかしんじ監督がオリジナルストーリーで映画化。谷崎文学のもつ倒錯した美学を継承しながら、孤独な者たちが寄り添いあう現代的な物語として描き出す。
父の死を機に帰国した彫師の清二は、夜の街を裸足で歩く女・チサトと出会う。弟や恋人のため必死に生きるチサトに心を奪われた清二は、病魔に侵され衰えゆく肉体に抗うように、彼女の背中に刺青を入れたいという欲望を燃やす。そんな中、清二は荒んだ生活を送る幼馴染・隆と再会する。清二と隆、そして臆病な自分から生まれ変わりたいと願うチサトの3人は、すべてを捨てた逃避行の旅に出る。
肌に刻まれた刺青とともに新たな生を歩みだすチサト役に、同じく谷崎潤一郎原作のいまおか監督作「鍵」でもヒロインを務めた菅野恵。刺青という不滅の美に固執する彫師・清二役を「花宵道中」などの淵上泰史が演じ、清二の幼馴染・隆役で佐伯大地、清二を支える彫師の師匠役で村田雄浩、清二が幼少期に出会う憧れの女性役で小原徳子が共演。
2026年製作/94分/R15+/日本
配給:ムービー・アクト・プロジェクト

「刺青」の解説
谷崎潤一郎、耽美文学の出発点とされる傑作を大胆なオリジナルストーリーとして映画化。快楽と痛みのはてを描き出す究極のフェティシズム・ラブストーリー。監督は、ジャンルにとらわれず縦横無尽に多彩な作品を手がけ、人間の愚かさと愛おしさを描き続ける奇才・いまおかしんじ。主人公・チサト役を演じるのは、谷崎原作の『鍵』に続き、いまおか監督と再びタッグを組む菅野恵。肌に刻まれた刺青とともに新たな生を歩み出す危うく美しいヒロインを体現する。余命わずかな彫師・清二役を「ヴィレッジ」などの淵上泰史。儚い命に比して「刺青」という不滅の美に固執する男の執着を官能的に切なく演じる。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 2026年11月13日公開予定
監督:いまおかしんじ
脚本:いまおかしんじ
原作:谷崎潤一郎
出演:菅野恵 淵上泰史 佐伯大地 小原徳子 村田雄浩 伊藤和哉 蒼田太志朗 たなかさと 五十嵐諒 佐藤真澄 土屋直子 中嶌駿介 佐々木直輝 山口湊人 ぶっちゃあ 嘉門洋子
