高島礼子 さまよえる脳髄 精神神経科の女医藍子(高島礼子)は女友達に暴行を加えた患者―加害者―追分(塩屋俊)の精神鑑定を依頼される。そんな時、殺害後女性の瞼を切り取るという猟奇的殺人事件が起こる。時を同じくして藍子の元に異常とも思える脅迫めいた電話が頻繁に掛かるようになる。
また、藍子の婚約者である刑事の海藤(神田正輝)は、ある事件の犯人逮捕時に誤って後頭部に傷を負い、回復に向かっていたのだか、藍子との性交中に自分の意思とは全く別に、彼女の首を絞める等の奇妙な行動を示すようになる。患者の追分、婚約者の海藤、謎の連続殺人犯…藍子の背後に揺れ動く黒い影…そして、その藍子自身に以外な結末が訪れようとしていた…。

「さまよえる脳髄」の解説
直木賞作家逢坂剛原作の同名小説を映画化。精神神経科の女医と、彼女を取り巻く人間たちが異様な犯罪に巻き込まれていく様を描くサスペンス作品。監督は「遊びの時間は終らない」「難波金融伝 ミナミの帝王」の萩庭貞明。脚本は「良いおっぱい悪いおっぱい」のこがねみどり。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 1993年12月4日
監督:萩庭貞明
原作:逢坂剛
出演:神田正輝 高島礼子 塩屋俊 石橋保 北見敏之 光石研 大杉漣 田口トモロヲ 嶋田久作


