粟田麗 東京兄妹 市川準監督、緒形直人と粟田麗共演によるドラマ。両親を亡くし、ふたりで暮らす日暮兄妹。兄・健一は古本屋に勤め、妹・洋子は高校卒業後、駅前の写真ラボ屋で働いていた。仲の良いふたりだったが、洋子が健一の友人・真とつき合い始め…。
ふたりの時間は、永遠であるかのように思えた。
懐かしくて新しい街〈東京〉二人はそこで生きている。
俊才 市川準が描くあまりにも愛が強すぎる兄妹の青春映画が初のDVD化!
市川監督が敬愛してやまない小津イズムを見事に継承した演出術だと国内外での高い評価を得た秀作。
輝かしい受賞歴:ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞/キネマ旬報ベストテン第2位/シンガポール国際映画祭銀幕賞/第46回芸術選奨文部大臣賞/文化庁優秀映画作品賞
都電荒川線鬼子母神前を舞台に描かれる風景、日本式家屋・・・懐かしい東京の温もり。まったくの素人ながらヒロインに大抜擢され、ヌードも披露した粟田麗のみずみずしさ。当時は一トレンディー俳優だった緒形直人が演技派俳優として認められるきっかけとなる。
【STORY】
両親を亡くし、兄一人妹一人で暮らしている日暮兄妹。兄・健一は古本屋に勤め、妹・洋子は高校卒業後、駅前の写真ラボ屋で働いていた。二人が生活している町は都電が走り、昔ながらの商店が並び、醤油の貸し借りをするような近所づきあいの残る下町だった。健一には恋人がいたが、妹が二十歳になるまで結婚は待ってくれという彼の言葉に愛想を尽かし健一と別れてしまう。その後、洋子は健一の友人である真と付き合い、同棲を始める。そこから兄妹の仲に隙間が生じ、それまでの慎ましい生活、穏やかな風景も歪み始めた。そんな矢先に悲劇が起きる・・・
出演者: 緒形直人 粟田麗 手塚とおる 白川和子




