リードオルガンの修復家・和久井輝夫さんを追ったドキュメンタリー。
かつて学校の教室でよく見かけた木製のリードオルガン(足踏みオルガン)は、明治時代には「風琴」と呼ばれていた。足踏み板を踏んで風の流れをつくり、吸い込まれた空気が内部にはめこまれたリードという金属片を振動させて音が鳴る。19世紀後半にヨーロッパやアメリカから輸入され、日本の楽器メーカーも数多く生産した。教会や学校のみならず、昭和中期には家庭にも普及した。しかし現在、リードオルガンを製造するメーカーは世界のどこにも存在しない。長野県に暮らす調律師・修復家の和久井輝夫さんは、この複雑なオルガンの修復・メンテナンスができる数少ない存在として、国内外のオルガンや歴史的に貴重な銘器の修復に携わっている。
本作では、和久井さんが日本各地で手がける修復の様子を追うとともに、リードオルガンの歴史や、その魅力を支えるさまざまな人たちの姿を映し出す。
2025年製作/84分/日本
配給:映画「風琴」製作実行委員会

「風琴 ~あるリードオルガン修復家のあしあと~」の解説
明治時代には“風琴”と呼ばれていた木製の足踏みオルガン、リードオルガンの修理を行う修復家を追いながら、その歴史と魅力を支える人々を映し出すドキュメンタリー。監督・撮影・構成は「今日が世界のすべて」でカンヌショーツ監督賞ノミネート、ニューヨークシネマトグラフアワード最優秀プロデューサーに選出された黒瀬政男。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 2026年5月9日公開予定
監督:黒瀬政男
出演:和久井輝夫 中村証二
