「夜明けまでバス停で」の高橋伴明監督が、安楽死を題材に描いた社会派ドラマ。
「安楽死法案」が可決された近未来の日本。国家戦略特区として、安楽死を希望する者が入居しケアを受けられる施設「ヒトリシズカ」が開設されたが、倫理と政治の最前線で物議を醸す存在となっていた。難病を患い余命半年を宣告されたラッパーの酒匂章太郎は安楽死法に反対しており、パートナーでジャーナリストの藤岡歩と共に、特区の実態を内部告発することを目的に「ヒトリシズカ」に入居する。施設には、末期がんに苦しむ池田とその妻・玉美、認知症を抱える元漫才師の真矢など、さまざまな境遇と苦悩を抱える入居者たちが暮らしていた。彼らとの交流や医師たちとの対話を通じて、章太郎と歩の心は少しずつ変化していくが……。
リンク 安楽死の医師~自ら「死」を選んだ患者と家族に起きたこと
「『桐島です』」の毎熊克哉が章太郎、「夜明けまでバス停で」の大西礼芳が歩を演じ、平田満、筒井真理子、余貴美子、加藤雅也、板谷由夏、下元史朗、奥田瑛二、友近、鈴木砂羽が共演。医師・作家の長尾和宏による同名小説を原作に、「野獣死すべし」などの丸山昇一が脚本を手がけた。

「安楽死特区」の解説
在宅医として2500人以上の看取りを経験してきた医師で作家の長尾和宏による同名小説を「夜明けまでバス停で」の高橋伴明監督が映画化。「安楽死法案」が可決された近未来の日本を舞台に、最期の時を迎える患者、その選択を支える医師、そして愛する者、それぞれの視点から制度と人間、理想と現実の狭間で揺れ動く人々の姿を描く。出演は「『桐島です』」の毎熊克哉、「夜明けまでバス停で」の大西礼芳。脚本を「いつかギラギラする日」「一度も撃ってません」などの丸山昇一が担当する。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 2026年1月23日公開予定
監督:高橋伴明
原作:長尾和宏
出演:毎熊克哉 大西礼芳 加藤雅也 筒井真理子 板谷由夏 下元史朗 鳥居功太郎 山﨑翠佳 海空 影山祐子 外波山文明 長尾和宏 くらんけ 友近 gb 田島令子 鈴木砂羽 平田満 余貴美子 奥田瑛二