オムニバス映画「21世紀の女の子」の一編「reborn」を手がけ、中編「レイのために」や短編「木が呼んでいる」などの作品で注目を集めた新鋭・坂本悠花里による初の長編監督作品。全寮制の女子高を舞台に、完璧と思われた少女の突然の死をきっかけに、ルームメイトや幼なじみたちの心が揺らいでいく様を、耽美かつ繊細に描いたファンタジードラマ。
周囲になじめず転校を繰り返してきた少女・杏菜は、静かな森の奥にある全寮制の女子校にたどり着く。そこで、美しく完璧で誰からも好かれる少女・莉花とルームメイトになるが、ほどなくして莉花は自ら命を絶ってしまう。残された日記には、笑顔の裏に潜んでいた苦悩や怒り、痛み、幼なじみ・栞との記憶、そして言葉にできなかった思いがつづられていた。杏菜がその日記を読み進めるうちに、青白く揺れる鬼火のような魂が現れ、静かに杏菜の中へと入り込んでいく。一方、杏菜を「変わった子」だと遠ざけていた栞もまた、莉花の魂に導かれるように次第に杏菜に歩み寄っていく。
主人公・杏菜を演じたのは、サントリー天然水「スパークリングレモン」のCMや雑誌のモデルとして活躍する美絽。栞役は、結婚情報誌「ゼクシィ」の15代目CMガールを務め、ドラマや映画などでも活躍する池端杏慈。莉花役には、ドラマ「DOPE 麻薬取締部特捜課」で知られる蒼戸虹子が扮した。少女たちを取り巻く大人のキャストには、門脇麦、河井青葉、伊藤歩、吉原光夫ら実力派がそろっている。

「白の花実」の解説
「21世紀の女の子」の一篇「reborn」で注目された坂本悠花里による長編監督デビュー作。周囲に馴染めず転校を繰り返す杏菜。全寮制女子校で出会った美しきルームメイト・莉花の死をきっかけに、幼なじみ・栞を巻き込みながら、杏菜は死の向こう側へと踏み込んでゆく。出演はモデルとして活躍する美絽、「矢野くんの普通の日々」の池端杏慈、TV『DOPE 麻薬取締部特捜課』の蒼戸虹子、「あのこは貴族」の門脇麦。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 2025年12月26日公開予定
監督:坂本悠花里
出演:美絽 池端杏慈 蒼戸虹子


