江戸時代を代表する浮世絵師・葛飾北斎の弟子であり娘でもあった葛飾応為の人生を、長澤まさみ主演で描く。飯島虚心の 「葛飾北斎伝」(岩波文庫刊)と杉浦日向子 の「百日紅」(筑摩書房刊)を原作に、「日日是好日」「星の子」の大森立嗣が監督・脚本を務めた。
浮世絵師・葛飾北斎の娘であるお栄は、ある絵師に嫁ぐが、かっこばかりの夫の絵を見下したことで離縁される。北斎のもとに戻ったお栄は、父娘として、そして師弟として、北斎と生涯をともにすることになる。2人が暮らす貧乏長屋は画材や絵で散らかり放題で、茶も入れられず針仕事もできないお栄だが、絵の才能だけは父親譲り。北斎から「おーい、筆!」「おーい、飯!」と何かと頼まれることから、「応為(おうい)」という号を授かったお栄は、当時としては珍しい女性の浮世絵師として、絵を描くことに生涯を捧げる。
北斎の娘であり右腕であり、やがて類まれな絵の才能を開花させていく主人公・お栄/葛飾応為を、「MOTHER マザー」以来の大森監督とのタッグとなる長澤が演じた。北斎役を永瀬正敏、応為の良き理解者となる浮世絵師・渓斎英泉を「King & Prince」の髙橋海人が務めた。
「おーい、応為」の解説
女性絵師として江戸の世を駆け抜けた葛飾北斎の娘・お栄の生涯を描いたドラマ。離縁されて出戻った葛飾北斎の娘・お栄は、ボロボロの長屋で父と師弟として暮らすうちに、父親譲りの才能を発揮する。やがて“葛飾応為”の名を授かり、世に出るが……。出演は「ドールハウス」の長澤まさみ、「箱男」の永瀬正敏。監督は「MOTHER マザー」の大森立嗣。原作は飯島虚心の『葛飾北斎伝』、杉浦日向子の「木瓜」「野分」(『百日紅』所蔵)。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 2025年10月17日公開予定
監督:大森立嗣
原作:飯島虚心 杉浦日向子
出演:長澤まさみ 高橋海人 大谷亮平 篠井英介 奥野瑛太 寺島しのぶ 永瀬正敏 和田光沙 吉岡睦雄 早坂柊人 笠久美 一華 小林千里