旧来の漢方医と西洋医学を学んだ蘭方医が混在した幕末を舞台に、村医者である蘭方医・大倉太吉の奮闘を、佐々木蔵之介の主演で描いた時代劇。
幕末、京都の郊外に位置する村。大倉太吉は、貧富や身分を問わず市井の人々を救う、寛容で好奇心旺盛な蘭方医。漢方医・玄斎とは、日々激しい論争を繰り広げる犬猿の仲だ。ある日、気性の激しい青年・新左を太吉が手術で救ったことを契機に、太吉と新左の人生が大きく変化していく。
京都の医大生たちを描いた群像劇「ヒポクラテスたち」で知られる大森一樹監督が、人情味あふれる医者とその妻を描いた1960年の映画「ふんどし医者」をベースに、幕末の京都を舞台とした、日本の現代医学の黎明期を描く作品として本作を企画。撮影準備中の2022年に大森監督が逝去したことで、企画は幻となりかけたが、かつて大森監督の助監督を務めていた「独立少年合唱団」の緒方明監督が遺志を継ぎ、完成へとこぎつけた。
太吉役を佐々木蔵之介が演じる。そのほか、「ヒポクラテスたち」が映画デビュー作の内藤剛志が太吉のライバルである玄斎役を務め、「ヒポクラテスたち」で研修医を演じた柄本明が謎の侍・弾蔵役で出演。また、ナレーションを大森監督作「風の歌を聴け」で映画デビューを果たした室井滋、脚本を70年代から大森監督をよく知る西岡琢也が担当するなど、大森一樹監督ゆかりのキャスト、スタッフ陣が多数参加している。
2026年製作/103分/G/日本
配給:ギャガ

「幕末ヒポクラテスたち」の解説
1980年公開の京都の医大生たちの群像劇「ヒポクラテスたち」が高く評価され、その後の映画監督としての地位を固めた大森一樹監督の生前最後の企画を、「独立少年合唱団」の緒方明がその遺志を継いで完成させた医療時代劇。原案は1960年公開の稲垣浩監督の「ふんどし医者」。西洋医学を学んだ蘭方医と旧来の唐由来の漢方医が混在する幕末の京都を舞台に、日本の現代医学の夜明け前を描く。出演は蘭方医の大倉太吉を京都出身で「映画 マイホームヒーロー」の佐々木蔵之介、太吉に助けられるヤクザ者の相良新左を「あるいは、ユートピア」の藤原季節。新左の妹・峰役を「ソロモンの偽証」の藤野涼子、太吉の妻・大倉フミ役を真木よう子が演じる。また、大森監督の「ヒポクラテス」でデビューした内藤剛志が太吉のライバルの漢方医・玄斎を、同作で年長者の研修医を演じた柄本明が謎の侍・弾蔵を演じるほか、ナレーションを大森監督作「風の歌を聴け」で映画デビューを果たした室井滋が務める。脚本を担当したのは大森監督を70年代から知る西岡琢也。大森監督の母校である京都府立医科大学150周年記念映画として、人命救助に奔走する医学生の“元祖たち”が躍動する。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 2026年5月8日公開予定
監督:緒方明
出演:佐々木蔵之介 藤原季節 藤野涼子 真木よう子 柄本明 内藤剛志
