若狭ひろみ 青春H2 エレナー電気工業 2005年、秋。郵政選挙の自民大勝、阪神の2年ぶりリーグ優勝の熱がまだ冷めやらぬ頃、父親の突然の死によって、家業の小さな工場・エレナー電気工業を兄の大輔と共に切り盛りしていくことになった陽介。
家を飛び出して、何年も東京でプラプラしていた陽介にとって只ならぬ事態であったが、今まで数々の困難を、その前向きな思考と人並み外れた性欲をもって凌いできただけに、今回も…?
激務のストレスも出会系サイトのテレフォンセックスで発散したり、出入りの弁当屋の娘と上手いことやったりと…。政府の構造改革路線が奏功してか、景気も上向き。
なんだかうまく行き過ぎか?と思いきや、○―マ○・ショックの荒波がモロに襲いかかる。
果たして、陽介の持ち前の前向き思考と性欲で、この百年に1度の経済危機にさらされたエレナー電気工業を立て直すことはできるのだろうか?